取扱鋼材

取扱鋼材

  • SUS329J1

    SUS329J1とは、二相系のステンレスです。 18-8ステンレスの耐食性を高めるためにCrを25%程度にまで増やし、Niを5%程度に減らすことにより、金属組織をフェライトとオーステナイトがほぼ半々の二相混合としたステンレス鋼です。 高強度でかつ高耐食性が特長で、耐応力腐食割れ性にも優れています。

お電話でもお気軽にご相談ください

070-1545-9889 平日:9:00〜17:30

用途
海水ポンプ、化学プラント、エネルギー関連プラント、土木・建築分野
代表成分

SUS329J1は、クロム(Cr)を23.00~28.00、ニッケル(Ni)を3.00~6.00、モリブデン(Mo)を1.00~3.00、炭素量(C)を0.08以下を含む二相(オーステナイト・フェライト)系ステンレス鋼です。

SUS329J1 C Si Mn P S Ni Cr Mo
成分値 0.08以下 1.00以下 1.50以下 0.040以下 0.030以下 3.00 ~6.00 23.00 ~28.00 1.00 ~3.00
機械的性質

SUS329J1の固溶化熱処理状態での機械的性質は、硬度(HB):277以下、耐力:390N/㎟以上、引張強さ:590N/㎟以上、伸び:18%以上、絞り:40%以上です。

耐力 N/mm2 引張強さ N/mm2 伸び % 絞り % 硬さ(HB)
390以上 590以上 18以上 40以上 277以下
加工性・特性
優れた強度と耐食性、特に塩化物環境下での耐食性、すき間腐食性を有していることから、化学プラントや海水機器等の幅広い用途で使用されています。 またSUS329J4の属する二相系ステンレス鋼は、例えばSUS304のようなオーステナイト系ステンレス鋼よりNi含有量が低く、昨年までのNi価格高騰の 影響を受けにくいため、強度および耐食性が優れる二相系ステンレス鋼の注目度が高まり、需要の拡大が顕著です。二相系ステンレス鋼は高強度、高耐食性を併せ持ち、特に耐孔食性についてはオーステナイト系鋼種よりも大変優れています。これらの優れた特性を活かして、二相系ステンレス鋼は化学プラント配管、海水機器用部品、海水淡水環境で使用されるポンプ、バルブ、遠心分離機、水門等に用いられています。

お電話でもお気軽にご相談ください

070-1545-9889 平日:9:00〜17:30

免責事項

本ウェブサイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、入力ミス、プログラムミス、翻訳ミス等により誤った情報を表示している可能性があり、 その内容(技術および規格資料・在庫資料などのすべての提供形態が該当します)について保証するものではありません。 株式会社阪神メタリックスは本ウェブサイトの使用ならびに閲覧によって生じたいかなる損害にも責任を負いかねます。

阪神メタリックス