取扱鋼材

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  • SUS430

    SUS430はフェライト系ステンレスの代表格で、クロムの組成比から18Crステンレス(18クロムステンレス)とも呼ばれます。耐食性に優れた汎用のステンレス鋼材です。建築内装用、家庭用器具、家電部品、厨房機器などに使われます。磁性があります。ただ他の鋼種に比べるとやや耐食性、加工性には劣る部分があります。13クロムステンレスに比べると、耐食性、耐熱性には優れています。

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用途
建築内装用、家庭用器具、家電部品、厨房機器
代表成分

SUS430は、クロム(Cr)を16.00~18.00、炭素(C)を0.12以下を含むフェライト系ステンレス鋼です。

SUS430 C Si Mn P S Cr
成分値 0.12以下 0.75以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 16.00 ~18.00
機械的性質

SUS430の焼きなまし状態での機械的性質は、硬度(HB):183以下、耐力:205N/㎟以上、引張強さ:450N/㎟以上、伸び:22%以上、絞り:50%以上です。

耐力 N/mm2 引張強さ N/mm2 伸び % 絞り % 硬さ(HB)
205以上 450以上 22以上 50以上 183以下
加工性・特性
SUS430が属するフェライト系ステンレスは熱処理を行ってもマルテンサイトのように硬化はしません。 フェライト生成元素であるCr、Mo、Siなどが適度に調整されているため、高温下でもフェライトのまま存在します。つまり、焼きが入りません。 またすべての状態で磁性があるため磁石につきます。 このステンレス鋼材は、特定の温度下(475℃ぜい性)で「ぜい化現象」を起こすことで知られ、引っ張り強さや硬さが向上するかわりに、耐食性が劣化していきます。 ぜい化(脆化)はこの場合、延性などが低下することを意味します。 SUS430は冷間加工性が良く耐食性が高い鋼種です。

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